世界農業遺産・国指定文化財(名勝)「白米千枚田」を後世に遺したい!
白米千枚田(しろよねせんまいだ)は輪島市東部の白米町にある棚田で、高低差約50mの傾斜地に小区画の水田が1,004枚集積しています。
千枚田は「日本の原風景」と呼ばれ、2001年(平成13年)に国指定名勝に指定、2011年(平成23年)には日本初の世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」のシンボル的な存在として、年々注目されています。
白米千枚田愛耕会
2006年、農協を定年退職した堂前氏が同級生に呼びかけ白米千枚田愛耕会を結成。愛耕会はオーナー田の日常管理や会員等による作業の指導にあたっているが、白米千枚田愛耕会のメンバー自身も高齢化が進み、一年一年耕作を続けることが厳しくなる中、このままでは白米千枚田での耕作維持が危ぶまれる深刻な状況になりつつあります。
さらに、白米千枚田は、1枚1枚の田んぼが面積が小さいうえに、高低差約50mの傾斜地で耕作しているため、農業用機械での作業が出来ず、作業の大半は手作業により行われているため、大変な労苦と手間ひま掛かります。また、耕作に欠かせない農機具を保管する場所も千枚田から約3kmも離れた場所にあることも、耕作を困難にしております。