重蔵神社 合社祭 由緒
明治時代以前には重蔵神社(河井地区)の氏子地域に3つの神社がありました。
1、住吉神社(鎮座地:朝市の市姫社近く)
御祭神:住吉大神 浜辺の地域なので海の神様が祀られていました。
2、諏訪神社(鎮座地:GENKIのある場所、旧諏訪山)
御祭神:諏訪大神 山の地域なので山の神様が祀られていました。
3、弥勒社(圓龍寺近く)
御祭神:保食神(うけもちのかみ)田の地域なので稲の神様が祀られていました。
9月23、24日には3つの神社でそれぞれお祭が行われていたことから「合社祭」と呼ばれていました。
しかし、明治の大火以降に三社は重蔵神社に合祀され、お祭りも合同の祭礼となり、現在に至っています。それぞれの神社の当元も合同となり、50町内が順番に当元を務めており、「50年に1度のお祭り」と言われているのはこのためです。
合社祭では、三つの神社の神様(海・山・田の神様)を当元の町内へ招きお祀りすることで、各町内の繁栄、家内安全、無病息災、商売繁盛を祈願する神事です。
三社の神様が神社を出て当元の町内へ訪れることで、町内の各家に福を招き、弥栄を祈る貴重な祭礼です。